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【農業生産系列】「食品微生物」の授業で「納豆」と郷土食「きりざい」を作りました。

 3年次農業科目「食品微生物」の授業で「納豆」作りをしました。
「食品微生物」では、食品に関わる酵母菌、乳酸菌、コウジカビ、納豆菌など身近な食品の製造に関与する微生物の特徴や利用法を学習しています。
今回は、細菌の一種である納豆菌について学習し、納豆作りに挑戦しました。
「納豆菌」は、「枯草菌」とも呼ばれ稲わらなど枯れ草に多く存在しています。稲わらと煮た大豆を一緒にして、40℃で保温すると約24時間で納豆菌が繁殖し納豆が完成します。
今回は、自作の納豆を用いて「きりざい丼」と味噌汁を作り試食しました。「きりざい」は、納豆、たくあん、野沢菜にごまと醤油を加えて和えた料理で魚沼地方の郷土食であり、小学校の給食の人気メニューのひとつです。高校生になっても忘れない郷土の味です。
納豆づくりで使用した大豆は、納豆に向く小粒大豆を学校で栽培して利用しています。また、味噌汁の味噌についても5月に仕込んだ手作り味噌を使用しました。

稲わらを混ぜて発酵させた納豆
きりざい
学校で製造した味噌(5月仕込み、完成10月)
学校で製造した味噌(5月仕込み、完成10月)
美味しそうに完成しました。